犬本番猫支度

Simple and Clean

美人の才能と精神力

才能がある人はその才能を生かすように生きるべきだ、と才能がある人に仕向けてしまうのはハラスメントなのかもしれないなと思う。 すらっとした美人さんに「モデルや女優になったらいいのに! なんで目指さないの?」と言ってしまった。お世辞じゃなくて、…

私はやさしい人といわれない

「二十五人に一人、良心を持たない人がいる」というフレーズを時々目にする。それを始めて見たとき私は、周りの人が私のことを「良心を持たない人」だと思っている割合はもっと高いんだろうな、となぜか思ってしまった。私はきっと良心を持っている人間なん…

くるりのことが好きです

くるり-Liberty&Gravity / Quruli-Liberty&Gravity 2016年の年末に京都のFM局であるα-STATIONで放送されていた、くるりのカウントダウンライブを聴いていた。くるりの岸田さんがMCで、働き始める皆さんの背中を押すような曲を演奏します、と言ってから「Libe…

誰かの感情は届かない

体調によって自分の考え方が左右されてしまうことがあるのは自覚していて、体調が普通の時には許せなかったことも体調が悪くなってくると許せたりするし、もちろんその逆だってあるから、私の思考はいい加減だなあと思っている。 「許せるかどうか」を考えて…

どうしようもないって楽

熱が出た。熱が出て体調が悪くなると心も弱る。健全な精神が健全な肉体に宿るかどうかはわからないけど、不健全な身体に健全な精神が宿らないのは確実だと思う。そもそも健全な精神って何だよ。 熱を測ると三十九度一分で、頓服で熱を下げて病院に行くとイン…

タイトルだけ知ってる作品

タイトルは知ってるけど中身を体験していない作品は多くあるし、しかも年々その数は増えていて、多分そういった作品の多くを私は一生体験できない。 好きな作品のルーツを辿ったりフォロワーを追ったりしていると、知っておくべきとされるタイトルがどんどん…

震災と復興の記憶

震災から二十二年経った。二十二年も経つと出来事としては風化してしまうし、世間の話題に上がることも少なくなっていく。この二十二年間、新たな自然災害が発生してしまうたびに、阪神淡路大震災は過去のものになっていく感覚があった。世間的には阪神淡路…

今年も雪が降る

目が覚める度に寒さが増している実感があって、冬に対する敵意が毎日高まっていたのに、寒くなり過ぎて雪が積もると一気に興奮が勝ってしまうので雪の魅力はすごい。寒くて家から一歩も出たくないと思っていたはずなのに、雪が降った途端に、外に出なきゃ! …

エピソードゼロ

このブログの更新を意外なほど長く毎日続けることができてしまった。二週間も毎日更新しつづける想定なんてなくて、そもそもこのブログをはじめようと思ったのも年末に唐突に思いついたからで、私が書きたいときに書くくらいでいいと思っていた。それで書き…

誰かの気持ちを想像するころ

勝手に誰かの気持ちを解釈してしまうとき、きっと私はその誰かを遠く感じている。 誰かの気持ちを私が解釈できると思ってしまうのは傲慢だ。私の本心ですら私は把握できてないのに、誰かの気持ちを完全に推し量ることなんて無理なことはわかっていた。だから…

犬好き猫好き

犬が好きだけど猫も好きだ。だから「犬派? 猫派?」と訊かれても困る。 私の実家で犬を飼っていたこともあって「犬が好き」と答えるけれど、猫が好きな人からは犬派かよ! と敵視される。「いや犬も猫も好きだけど」と補足すると、次は犬が好きな人から裏切…

何時だろうと冬は寒い

布団の中の自分の温もりだけを頼りにしているとき、部屋から出て白い息を吐きながら目的地に向かっているとき、そんな冬の私は毎日のように自分が孤独であることを意識している。私の周囲十センチ以外は全部敵! みたいに容赦なく寒波を押しつけてくる冬の空…

映画と教訓

「ハッピーエンドとバッドエンド、どっちの映画が好き?」と訊かれたときの正しい回答は「どっちの映画も好きだけど、映画を観てるときはハッピーエンドになって欲しいと思ってる」かなと思うけど(いま適当に考えました)、本音を言えば映画の結末がどちら…

昔の私の記憶

昔の自分のことをうまく思い出せなくなっていた。 過去の自分にとって大きなショックを与えたはずの事件は「出来事」としては思い出せるけど、そのときに感じた私の気持ちまで鮮明に思い出すことは難しい。「あのときは楽しかったな、その後に悲しいこともあ…

名曲に結びつく思い出

学生のころ、自分の気持ちを変えるために音楽に頼ることはなるべくしたくないな、できるだけ平穏な気持ちで音楽には接したいな、と思うことがあった。自分の感情を排除して音楽に対することが、アーティストへの礼儀だと考えていた。けれども憂鬱な気持ちを…

比喩の赤裸々さ

何かを説明するときに比喩が使われることはよくあるけれど、比喩によって説明したかった部分とは別の部分に着目されてしまって、間違った理解をされてしまうことはよくある。比喩するために持ち出した対象が元の何かを完全に説明できることなんてほぼないの…

夢中力と好きのキャパシティ

年々、好きなものにのめり込めない、興味を持てる範囲が狭まっていく感覚があって、それは私の夢中力が減退しているからだろうなあと思った。 夢中力。好きなものに夢中になれる力。没頭して小説を読むとき、DVDをレンタルして映画を見続けるとき、音楽のア…

平凡なドラマチック

目の前の線路に子供がホームから転落、その駅には電車が迫っているとして、私はその子供を助けに行けるだろうか? ということを駅のホームでよく考える。それは私の正義心をシミュレーションしているわけではなくて、主役になれるチャンスを逃さないように日…

年始の目標と平坦な日常

今年も数日が過ぎて、日常が始まり出した。年末年始の浮ついた生活から日常の生活リズムに戻っていく時の、可能性が現実に負けていく感覚には心が締め付けられる。年始に立てた目標をすっかり忘れてしまっていたり、その忘れたことすら気付かなかったりして…

物語の観測者

自分の目の前で今展開されている物語の結末は、既に決まっている。 未来は無限の可能性を秘めているはずなのに、その物語の未来は既に決定されているという事実。作者にとって物語は全て過去の出来事であり、その物語が私にとって「過去」であるか「未来」で…

思い出はいつも喜怒哀楽

過去になってしまった大体の思い出は寂しくて辛い。でも、辛い思い出になってしまったことでも、忘れてしまいたくないと思うことがある。 楽しかった思い出だけを心に抱えていけると楽だとは思うけど、大抵の思い出には喜怒哀楽が複雑に混ざり合っていて、綺…

作品と気分のピント

梅田に行って映画を観ようと思っていたのに、いざ梅田の駅に降り立ってみるとそんな気分になれなくて、買い物をするだけで帰った。 面白そうだな、必ず劇場で観よう、と思っていた映画でも、すっかりその存在を忘れているうちに劇場での公開が終わっているこ…

実家の時間

何もせずに実家で過ごす時間の流れはとても遅い。同じように何もしなくとも、独り暮らしの部屋で過ごす時間はとても早くて、この違いは何なのだろうなあと思う。 きっと実家で過ごす時間の感覚が特別なんだ。実家には時間感覚を麻痺させるゾーンがあるんだろ…

怒るよりも祈りを

この冬に、怒りを投げかけられることがあった。私は黙ってその怒りを受け止めるだけだったのだけれど、怒り怒られることでお互いの気持ちが晴れていくような雰囲気がそこにはあって、一方的に怒られることにも前向きな意味があるのだなあと後から改めて思っ…