犬本番猫支度

Simple and Clean

エピソードゼロ

このブログの更新を意外なほど長く毎日続けることができてしまった。二週間も毎日更新しつづける想定なんてなくて、そもそもこのブログをはじめようと思ったのも年末に唐突に思いついたからで、私が書きたいときに書くくらいでいいと思っていた。それで書きたいときに書いていたら文章が止まらなくて毎日更新になった、と言えたらいいんだけど、この二週間は文章を書き続けることに悩むばかりで、無理矢理に文章を紡ぎ出してなんとか二週間続けることができている。誰からも強要されていないのに二週間毎日書き続けていられたのは、何かを書きたい気持ちは確かに毎日持っているからだった。

大人になると、考えたことを書き記す機会がなくなる。それは年齢を重ねることで何も考えなくなったわけじゃなくて、考えたことを形にする難しさが分かってしまったからだった。正しいことを書かなくちゃならない、将来読み返したときに恥ずかしくなってしまわないことを書かなくちゃならない、そんな強迫感はいつもあるから、つい世間や誰かに物申す形で自分の意見を吐き出しそうになってしまう。でもそれは私が日々考えていることじゃなかった。私は自分の言葉の正しさを誰かに認めてもらいたいわけじゃなかったし、誰かと自分の正しさについて言葉を戦わせたいわけでもなかった。見知らぬ誰かがどう反応するかを考えながら自分の文章を整えたくはなかった。

移動していたり仕事をしていたり、本を読んだり音楽を聴いたりしている時間の中で、唐突に形作られる思いがあって、それをすくい上げて文章にしたいと思った。輪郭はあやふやだけどその瞬間だけは確実に自分を支えてくれた思いがあったのだ。毎日考えて悩んで学んで生きているはずなのに、後からその時を振り返ってみると何も覚えていない私が許せなかった。日常の一歩先に生まれたその思いを形にしておかなくちゃ、私はすぐに終わってしまうと思った。SNSに投稿しても誰からも何の反応もないだろうその思い。でもそれをきっちり文章にしておきたいと思ったし、誰かの反応に媚びる必要がない文章を書きたかった。誰かに読まれたらもちろん嬉しいけれど、誰かに読まれて私が嬉しいと思えるものを書いていきたい。

毎日更新されているサイトって私は好きなので、これからもできるだけ毎日更新したいと思います。あとなるべく、年齢や性別に関わらないような文章を書くように心がけています。もっと多くの人が自分のプロフィールに関わらず考えていることを書けるようになればいいのに。