犬本番猫支度

Simple and Clean

行ったし逃げるし去ってしまう

同じ時間に起きて、同じ時間働いて、同じ時間にご飯を食べて、同じ時間に寝ても、朝すっきり起きられる日があれば、ギリギリまで布団から出られない日や、体調悪くて一日休もうかと思ってしまう日もある。同じように過ごしていても、明日の体調がわからない私の体は不安定だなあと思う。そんな冬の寝起き。

今朝玄関のドアを開けると雪がちらついていて、私の体はだまされた気分になった。もうこれ以上寒くならないと思ってたのに! それなのにスギの花粉は少しずつ飛び始めているらしく、そろそろ花粉症対策が必要とのことで。冬も春も嫌なところばかりを押し付けてきて、こんなの詐欺だ。

体調があまり良くなくて、余計なことをせずにやるべきことだけを機械的にこなして一日が過ぎてしまう。冬はすぐに夜を連れてきてくれるから、私は寄り道せずにさっさと自分の部屋に帰るし、早々に布団に潜り込んで寝ようとしてしまう。きっと明日の自分は上手くやってくれるはず。もちろん何の確証もないんだけど。

冬はそんな、ただ生きのびただけの一日が続いて、あっという間に行ったし逃げるし去ってしまう。何もしないことを許してくれる冬に私は甘えてしまって、退屈すらも思い出さないような生活を続けてしまう。その日の誰かの粗相に悪意をぶつけて社会の一員になった気になって、翌日になったらその他人事はすっかり忘れている。自分のことを何も思い出せない毎日が過ぎていく。

こんな私の退屈な自虐だって何もならないし、楽しいことを考えたいと思う。でも、ポジティブなことをやるには体力が必要で、ネガティブをぶつける方が反射的で疲れないから、ついネガティブな行動を選んでしまうんだろうな。とか客観的に思っちゃうんだよ私。冬の私の当事者意識のなさったらないわ。自虐って自分に悪意をぶつけることでもあるんだよね。きっと翌日になったらこの気持ちも忘れちゃうんだろう。

冬は春に向けての計画の時期だと思っていきたい。何も見えないし不安しか気付けない未来に、心の足跡をつけながら先に進むような時間は冬にこそふさわしいと思う。春はまだまだ先だけど、どうせ冬の時間は長くない。そうして明日の自分に期待しながら寝たら、翌朝の自分も少しは応えてくれるんじゃないかな。一歩一歩でも応えてくれたらいい。